*** Lydia Lunch ***
〜NYアンダーグラウンドの女王!〜

Lydia Lunchこのジャケット見ても分かるように、とにかくヤバイ女性。Jim Foetusの奥さんなんだけど、いっちゃってます(笑)。マジで。だって、私は見てないんだけど以前日本に来日したときステージでガラスをバリバリ食って血だらけになってたってさ(笑)。ヤバイでしょ。夫がいるにもかかわらず若いモデルとフィストファックしてるビデオを出したり、最中の写真を(もちろん夫じゃない人と)ジャケットにしたり・・・。いかれちゃってます(><;
でも、ポエトリーリーディングはこの人のおかげで知ったの。英語の出来ない私にはホント最後まで聞くのは辛いんだけどひたすら弾丸のように喋り捲っている60分程度のリーディングのみのアルバム?が5枚以上は出ています。流石に私は4枚ほどで「もう分かりました」って感じで買わなくなっちゃったけど。彼女は10代の前半からコントーションズのリーダーと出会い、70年代末期のポストパンクムーブメント「NO NEW YORK」の代表的バンド[teenage jeasus and the jerks]でデビュー。その後ニューヨーク、ロンドン、ベルリンと世界中を舞台に[ノイバウテン][スワンズ][ソニック・ユース]らとの共同プロジェクトを行ってきたの。現在の活動に関しては分からないんだけど、彼女もフィータスと同様に自分のレーベルで敢えてインディーズで活動をすることによって表現の自由を訴えてきた人。いかれてるけど(笑)とっても賢い人。自分の思想や表現したいことを真摯に素直にやっているところに凄く惹かれたの。なかなか自分の体裁や体面を守って出来ないようなことを彼女は見事にやってのけるから。ノイバウテンらと同様に今の私には聞くのは辛いんですが・・・(笑)。お薦めのアルバムは唯一の日本版なんだけど一番好きなギタリストのローランド・ハワードとのコンビネーションアルバム「ショットガン・ウェディング」だな。怒涛の20代をNYのアンダーグラウンドの女王として狂気やヴァイオレンスの中で生きてきた彼女が32歳になりニューオリンズに移住して、今までとは違ったもっと分かりやすい形での表現をはじめたアルバムなの。でも、あくまでも彼女にしてはということであって、初めて聞く人にはやはり分かりにくいし凶器やヴァイオレンスも充分に感じられるんじゃないかな?でも、それ以外のアルバムのほとんどを音より思想やオーラによって聴いてきた私にとって、このアルバムは(ちなみに写真は違います。)音楽的にもとても好きなアルバムなの。そして、次回はその楽曲を120%味のあるものに仕上げているギタリスト、ローランド・ハワードについてお話するね!

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