神の国「バリ」 2000/10/31

久々の海外旅行に行ってきました。バリは一年中暖かいリゾート地。アジアンブームから日本でも人気のスポット。6日間という短い旅行だったけれど、素敵な出会いや刺激を沢山もらってきました!

<10月23日> 
ついにこの日がやってきた!このために今年は夏休み返上でお仕事してたんだから。目一杯楽しむぞ!飛行機はガルーダインドネシア航空。ジャカルタで乗り継ぎをして約10時間の旅。ブロイラー状態でつらいんだけど、それでも10時間もの間ゆっくり本を読んだり、ぼんやりできるのは今の私にとってはとても貴重な嬉しい時間。あっという間だった。夜遅くになって到着した、バリの中心地クタにあるバリ・パドマ・ホテルは小さなコテージの集まった素敵なホテル。BUT!壁にはヤモリが沢山いた(^^;
きれいだし無害だからいいんだけどね(笑)。今日はバーでトロピカルカクテルを飲みながら、3人編成のバンドの演奏を聞きました。こういう生活も良いなぁとは思いつつ・・・
さぁ、明日から遊ぶぞ〜!

<10月24日>
今日はビーチに行きました。パドマホテルには大きなプールとそれに続くプライベートビーチがあるの。
三つ網〜ってうるさかった(笑)見事に晴れ渡った空の下でのんびりしたいのに、それを邪魔する、物売りのおばちゃんたち(笑)。「三つ網!マニキュア!マッサージ!」って・・・。ホントすっごいしつこいんだよ。うちのママは「あの根性があれば日本では大成功するよね。誰か引き抜いて連れて帰ろうかな」だって(笑)。しょうがないから適当にあしらいつつ、適当にかもになり(笑)、一緒に写真撮ったりしちゃいました。でもね、流石に後半は私もキレそうになって、思わず昔懐かしいパンクス時代に使ってた品のない言葉が出そうになった(^^:
太ったのであえて私は小さくしました(笑)それにしてもホントきれいな海だったよ。海自体がすごく久しぶりだったから凄く感動した。前にも言ったと思うけど波の音って胎内にいたときの音に凄く近いんだって。だから波の音を聞いているとリラックスできるんだって。大好きなパパがとにかく海好きだったというのもあって、海は私にとってとても特別な場所。でも、波が高くて泳ぐのには適していないみたい。もう一日時間があったら、ゆっくりボディーボードでもやりたかったなぁ。

お昼を食べてからは、ホテルの専属の三つ網やマニキュアをしてくれる人に頼んで、親子ともどもジャマイカンになりました。上のお面とどこかしら似てる?!写真では見えないと思うけど、私は胸元に蝶のタトゥーを入れて(2週間くらいで取れる)、両手両足には、可愛いお花をあしらったネイルアートをしてもらったの。この髪型になった私をまじまじと見つめて、ママが一言「あんた、観音様にそっくり」って(爆)。でも、凄い向こうでは好評だったの。結構観光客はこの髪型してる人が沢山いたんだけど、私が町を歩いていると凄い勢いで、店から皆が出てきて・・・。後でガイドに聞いたら「インドネシアで一番人気のある女優にそっくり」だったらしい(^^;
三つ網は後で数えたら70本近くあったんだよ。なんせビーチに寝そべりながら1時間半くらいかかったもん。やるほうが一番疲れただろうけど、やられるほうも疲れた。でも、三つ網をしてもらいながら両手両足にネイルを塗ってもらってる時は、まさに女王様気分で「極楽〜」だったよ。これだけでも行く価値ある!金額は全部で24万ルピア(約3200円くらい)。めちゃめちゃ安いでしょ!でも、ビーチにいるおばちゃんたちに頼むと3倍くらいとられちゃうから。気をつけてね!夕方からはお買い物。すごく物価が安いのは良いんだけど、物の値段はあってないようなもの。つまり自分は幾らならこれを買うのかっていう、自分なりの尺度で物を見極める力が必要。だってみんな「あなたなら幾らで買う?自分の値段」っていうの。でもそれって本当は凄く自然なことなんだよね。「1000円のものが500円だったから」とかいってセールに弱い私達にはなかなか出来ないことだけど(笑)。

<10月25日>
ママとツーショット今日はウブドの村を観光して、その後アロマテラピーのエステ!ウブドは芸術村といわれていて銀細工や更紗、絵画、木像、石造などの工場がたくさんあるの。クタとは違って凄く落ち着いた静かなところ。観光にありがちだけど各店舗での見学がコースに含まれていて・・・。「絶対だまされないぞ!」と思っていたけどあまりの安さにかなり良いカモになってしまった(笑)。


写真はライステラス。独特の地形を上手く活かしてなるべく多くの稲を作るために、段々畑のようにしているんだって。稲とバナナの木と椰子の木が一緒に生えてるのって、私達にとってはすっごく不思議な感じだよね。隣にいるのはママです。エステも久々だったから気持ちよかった〜。でも、私にはちょっと強すぎて痛かった(笑)

<10月26日>
全景が入るベストスポットを教えてもらったの 今日は飛行機で一時間かけてジョグジャカルタへ。しかも飛行機の時間が無いってことで、何と4時半にホテルのロビーに集合。ということで3時半に起きたのでした。まずはプランバナンの遺跡。これはヒンズー教の遺跡。

端っこの方にあった月の神様と!ヒンズー教ではシワ神という破壊の神様と、創造の神、維持の神の3つがあるの。でも、それはあくまで力の象徴であり本来神様はシワ神だけなんだって。(よく分からない(笑))とりあえず私は大好きな月の神様と写真を取らせて頂きました。ヒンズー教では月は太陽よりも強いんだって。そうそう、バリは90%以上がヒンズー教徒だけど、ジャカルタはほとんどがイスラム教なんだって。そして、バリとはそもそも「お供え物」という意味なんだって。だからバリの人々は毎日3回神様にお供え物をして、各家ごとにお寺を持っているんだって。とにかく信仰心の厚い人々。収入の4分の1はローン、4分の1は生活、4分の1はお供え、4分の1は貯金なんだって。「大変ね〜」と言ったママに「全然。もらったもの全ては神様がくれたものだから」って・・・。

流石、世界最大の仏教遺跡お次は仏教遺跡。有名なボロブドールの遺跡。学校がお休みだったということもあって、現地の人が沢山お参りに来てました。プランバナンもボロブドールも世界遺産なんだよ。ここでは高校生ぐらいの子達に囲まれて「写真をとらせてください」とか「キスをしてもいいですか」なんてすっかりスター気分を味わせて頂きました。マジでこっちで活動した方がいいのでは?!と思わざるをえない人気ぶりでした(笑)。お昼は超高級ホテル「アマンジオ」にて。高台にあるホテルのレストランからウブドの森を見渡しながらの食事。静寂に響くガムランの音が素晴らしかった。

アーティストであれ!と教えられましたその後はガムランを買いたくなって日本人女性がやっていると言うお店に連れて行ってもらいました。なんと私と同じくらいの年のころ、絵を描いていた彼女は自分のあいまいなスタンスに悩み、飛び出してきたんだって。そして、このインドネシアで今のご主人(有名なガムラン奏者)と出会い、出会ったその日に「結婚してくれ」って彼女から言ったんだって。その後もすごい波乱万丈な人生を生き抜いてきてやっと15年ほど経った今、落ち着いているんだって。結局ガムランは買わなかったけれど、彼女の話を聞いて凄い刺激を受けたし、彼女の弟さんが劇団四季のボイストレーナーをしていると言うことで紹介もしてもらっちゃいました。「インドネシアで活動する気になったら、いろんなミュージシャンを紹介してあげるから」ってお互いの名刺交換もさせていただきました。とにかくバイタリティ溢れる女性でした。

その後はまたもやエステ!シェラトンホテルにてフェイシャルとボディーのフルコース!極楽〜!

<10月27日>
最終日ということでお買い物とビーチを満喫。クタの夕日は名物なので見なければ!と思って楽しみにしてたんだけど、雨季に入ってしまったこの時期は曇ってしまってあんまり見えなかた。でも、雲の合間からわずかなオレンジがもれ出ていてとても切ない夕日だった。あっという間だったけれど、とても素敵な旅だったなぁ。いつかまた来るね!

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