私はここにいる 2000/8/4

今回はこれを話すことによって私のことを「ムカツク」と思う方が増えてしまいそうなことを敢えて書きます。くれぐれも過去の話で、今は自分でもそんなことをしないようにしているので許してね(笑)。

私は以前よく、大勢の集まる席で急にふとその場から去りたくなることがあった。それはつまらないからとか飽きたとかそういうことじゃなくて、自分の存在を確かめたくなるから。そして、大学生の頃の飲み会ではいつもふと消えていた。自分でも「イヤな奴!」と思うけど(笑)、あの頃は自分自身のあいまいなスタンスに心がいつも不安定で、その衝動を抑える事が出来なかった。そして、ホントつくづく「イヤな奴」って思うんだけど、その行動は自分の存在意義の確認であるから、その後の他の人の行動に全てがかかっているの。つまり「私が今ここにいることに本当に意味があるのだろうか?私ではない誰かでも、きっと何一つ変わらないんじゃないだろうか?」って思ってふとその場を去るの。そして、祈るの。月に星に・・・。「誰かが私に気づいてくれますように。私がここにいることを探してくれますように」って。そして、本当にありがたいことにいつだって誰かが、その場を去った私に気づき私を探し当ててくれた。「どうしたの?」「ここだと思った」そう言ってやさしい笑顔で見つけてくれた人たちを思うと感謝の気持ちで涙が出る。あの頃の、ほんの一瞬で壊れてしまいそうな危うい心を彼らが支えてくれた。彼女達が救ってくれた。本当にありがとう。

そして最近、そんなことを自分がしていたことすら忘れかけた頃。あの頃のような感覚が襲ってきたの。飲み会の席だったんだけど、自分がここにいるのにここにいると感じられない。そして、久しぶりのあやふやな焦りのような虚無感を覚えた私は、ほとんど考えるまもなくその場から去っていた。と言っても、「あっ、ヤバイ!」と思って次の瞬間には電話を入れてたけど(笑)。そして、「あー、もうあの頃のようにはいかないんだよね」と思って、ちょっと寂しい気持ちで家までの道のりを歩いていたの。そうしたら、いきなり携帯が鳴り出したの。いつもはそんな電話すること滅多にないのに凄いGOOD TIMINGで「今、どこにいるの?大丈夫?」って。泣きました。いつだってそう大切なものや大切な人にはなかな気付けない。だから、こうやって気付かせてもらったんだから大切にしなきゃね!Mama,I Love You!
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